結婚相談所の【成婚率No.1】は本当か？！あなたの結婚できる確率

アラフォー婚活に励むみなさん、毎日お疲れ様です。

みなさんの中には結婚相談所の入会を検討している方もいるのではないでしょうか？

結婚相談所を選ぶときの目安になるのが、各社から公表されている「成婚率」ですよね。

しかしこの成婚率、実は結婚相談所によって「成婚」の定義も「成婚率」の算出方法もまったく異なっているって知ってますか？

今回はこの成婚率のからくりを、成婚退会したボク ゆうきが調べてみました。
みなさんのより良い婚活のために結果を暴露します。

結婚相談所の【成婚率No.1】はどこまで本当か！？

婚活サービスを利用して結婚した人の割合を「成婚率」といいます。

結婚相談所を選ぶときはこの成婚率を見て決める方も多いはずです。

店舗を持つ大手結婚相談所に限定して調べたところ、公式に数値を発表しているのは以下３つの相談所のみでした。

この結果を見ると「IBJメンバーズ」がダントツで成婚率No.1だということが分かります。

ですがこの「成婚率」という言葉、みなさんは当然こう思っていますよね？

「結婚相談所に入会した人の中で、結婚できた人の割合」

しかしほとんどの結婚相談所では、この考え方は間違いなのです。

各社で「成婚率」の算出方法はバラバラ！

上の表を見ると分かるように各社の成婚率の出し方はまったく異なっており、単純に比較することはできません。

参考算出方法として「経済産業省が採用した調査方法」は「成婚者」÷「会員数」となっています。

ＩＢＪメンバーズの「成婚率」【成婚者 ÷ 退会者】

ＩＢＪメンバーズの算出方法は【一定期間内における全退会者のうち成婚退会者の割合】となっています。

公表の成婚率は54.5％です。

これで分かるのは会員を辞めた人の中で「成婚」して辞めていった人たちの割合ということになります。

この算出方法では新規入会者が何人いても成婚率には影響しません。

例：
会員が100名であろうと1000名であろうと、期間内に退会した人が20名、その内成婚しての退会が10名であれば
「10 ÷ 20=0.5」
となり成婚率は50％ということになります。

パートナーエージェントの「成婚率」【成婚者 ÷ 会員数】

パートナーエージェントの算出方法は【年間成婚退会者（3,136人）÷年間平均在籍会員数（11,600人）×100で算出】となっています。

公表の成婚率は27％です。

この算出方法は経済産業省が採用した調査方法となっており、おそらく一般の人が想像する「成婚率」に一番近いものでしょう。

例：
会員が100名いるとして退会した人が20名、その内成婚しての退会が10名であれば、
「10 ÷ 100=0.1」
で成婚率は10％ということになります。

この場合、成婚できずに退会した人（10名）は成婚率に影響しません。

ゼクシィ縁結びエージェントの「成婚率」【成婚者 ÷ 退会者】

ゼクシィ縁結びエージェントの算出方法は【2020年4月〜2023年3月までに退会した会員のうち内部成婚退会の割合】となっています。

公表の成婚率は26％です。

ゼクシィ縁結びエージェントでの「内部成婚」とはゼクシィ会員同士での成婚を意味しており、プライベートで出会った異性との成婚退会は含まないので、まだ良心的な算出方法といえます。

これで分かるのは会員を辞めた人の中でゼクシィ内で「成婚」して辞めていった人たちの割合ということになります。

例：
会員が100名いるとして退会した人が20名、その内ゼクシィ会員同士で成婚しての退会が10名であれば、
「10 ÷ 20=0.5」
で成婚率は50％ということになります。

ＩＢＪの入会資格とコンプライアンス ニュース

各社の成婚率の算出方法を見てきましたが、まったくバラバラで驚いた方も多いのではないでしょうか。

結婚相談所が成婚率を上げるためには、加入者の入会審査を厳しくすることで、ある程度コントロールができます。

例えばＩＢＪメンバーズは他の２つ相談所と違い、男性に対して以下のように入会資格を設けています。

公式ページにも「男女ともにスペックが高いので出会いの質も高い」と謳っています。

ちなみにスペックの基準は高学歴であることや、男性は高収入、女性は年齢が20～30代前半であることとなっています。

ＩＢＪメンバーズの会員は他に比べると確かに女性の平均年齢も若く、年収の多い男性にとっては一番魅力的な結婚相談所といえるでしょう。

ただＩＢＪは国内最大規模のお見合い希望者の情報ネットワークを運用していますが、2023年に「IBJ」が提携先の結婚相談所などに対しＩＢＪネットワークだけを利用するよう求め、従わない場合はお見合い希望者の情報を制限するなど不当な圧力をかけていたことが発覚しています。

以下は2024年1月にＩＢＪが再発防止などを確約する計画をまとめて、公正取引委員会に提出したときのコメントです。

「ＩＢＪ」は「コンプライアンスの徹底をより一層強化し、引き続き結婚カップルを創出することで、日本の人口減少や少子化問題の解決に寄与していきたい」とコメントしています。

引用：NHK NEWS 婚活大手IBJ お見合い希望者の情報制限し提携先の相談所に圧力

今までＩＢＪ系列で活動してきた会員の中にはＩＢＪネットワーク以外のデータベースでお相手を探していれば、良縁に恵まれた可能性も充分あったはずです。

それを阻害していたのですから、高い入会金を払ったのに成婚できなくてあきらめた男女はとても悔しいことでしょう。

また、国税庁の「令和3年分民間給与実態統計調査」によると、日本の平均年収は443万円となっていることから、平均を下回る400万以下の男性は大手のＩＢＪメンバーズで婚活することも許されないのです。

これをこのまま経済産業省が採用した調査方法の「成婚者：13,516」÷「会員数：87,297」で算出すると、ＩＢＪの成婚率は15.4％ということになります。

あくまでこの数字はＩＢＪ加盟店も含めたＩＢＪデータを利用する結婚相談所全体での数字でしかありませんが、ＩＢＪメンバーズもぜひ数値を公表していただき他店と同じ土俵で比較したいものです。

「パートナーエージェント」公表の成婚率27％は、経済産業省のデータとも大きな違いはなく、他の相談所が同じ算出方法で計算したとすれば成婚率No1は信じられる数字です。

もしもあなたが結婚相談所を成婚率で選ぶならパートナーエージェントが第一候補になるはずです。

ゼクシィ縁結びエージェントに関しても公式ページを探して見ましたが、成婚者数が開示されていないため算出することができませんでした。

しかし「ゼクシィ縁結びエージェント」はオリコン顧客満足度６年連続ランキング１位になっている結婚相談所。

成婚料やお見合い料がかからないリーズナブルな料金なのに、コーディネーターなど手厚いサポートで人気の結婚相談所です。

あなたの結婚できる確率は？

アラフォー（36歳以降）婚活においてマッチングアプリや婚活パーティばかりを選んでいると、自分よりも若いライバルとの戦いに疲れ落ち込みます。

しかし結婚相談所であれば年齢層が男女ともに上がり、さらに店舗型の結婚相談所であれば「成婚コンシェルジュ」といったスタッフとともに活動することになります。

ボクの場合だと、とくに入会当初はキツイことを言われたり、お見合い相手からお断りされたときは逆に励ましてくれたり、１人ではツライ結婚活動もコンシェルジュとともに歩むことで大きな励みになりました。

プロのアドバイザーが伴走することで、あなたの成婚率は今よりも上がるはずです。

しかし結婚相談所全体の成婚率は経済産業省のデータで10％程度、10人に1人しか成婚できていないことを忘れてはいけません。

例え結婚相談所に入っても若い女性ばかり狙ったり、年収の高い男性にばかりアプローチするなど「高望み」していれば結果はでません。

成婚コンシェルジュなどプロのアドバイザーの意見を素直に取り入れることが、結婚の近道になることは間違いありません。

今回紹介した３つの店舗型結婚相談所を調べて分かったことは、それぞれおすすめできるタイプが違うということです。

パートナーエージェントは手厚い「成婚コンシェルジュ」が特徴で、業界No1の成婚率を誇ります。

つぎにゼクシィ縁結びエージェント はサービス・サポートが豊富で満足度がNo1。
なのに料金がリーズナブルなのがおすすめです。

最後に ＩＢＪメンバーズ ですが男性で年収に自信がある人にはおすすめNo1といえます。

ただし男性会員のスペックに惹かれて入る女性会員の成婚率はそれほど良くないので女性の方はご注意を。

アラフォー婚活者のみなさん、落ち込まない婚活なんてありません。

限られた時間の中であなたにとって悔いのない婚活をしてください。